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スクリーン印刷の仕組みとは

アサダメッシュが扱う、スクリーンを用いた印刷について

スクリーン印刷の基礎
技術情報-12

孔版印刷の一種であるスクリーン印刷についてより詳しく見ていきましょう。

スクリーン印刷の仕組み

完成したスクリーン版では、メッシュが乳剤と呼ばれる樹脂の膜によってマスキングされた部分と、メッシュが露出された部分に分かれており、この構造によって画像が形成されます。マスキングされた部分はインクが通過できませんが、メッシュが露出している部分はメッシュ孔からインクが通過できるため、焼き付けられた画像を印刷できる仕組みです。
スクリーン印刷では、スクリーン版とゴム製のスキージを使用し、版上のインクをスクリーン版のメッシュ孔から版下へ通過させ、基板に転写することで、連続的に画像の複製を行います。

スクリーン版の構造

高精細金属メッシュによる高精度印刷

アサダメッシュの高精細金属メッシュは、30µmのファインライン印刷や膜厚5µm以下の精密成膜印刷などの高精度印刷に対応しており、その実現には高い製版技術と印刷技術が不可欠となっています。

スクリーン印刷で積層セラミックコンデンサ(MLCC)は、このような流れで作られています。

01 原版
印刷したいパターンを
準備します
02 製版
スクリーン版を作ります
03 印刷
基板に電極を印刷します
04 完成
積層し、部品が完成します