金属メッシュにおける規格の見方
- 金属メッシュの基礎知識
- 技術情報-01
メッシュの基本的な規格には、線径、メッシュ数、目開き、開口率、厚みがあります。1つずつ見ていきましょう。
線径とは
線の直径、つまり線の太さのことです。
メッシュ数とは
メッシュの細かさのことで、1インチ(25.4mm)中に線が何本入っているかで表現されます。
数字が大きいほど、1インチ当たりに入っている本数が多いということを意味しますので、より細かいメッシュであると判断することができます。
開口率とは
網目一目の中の空間(孔)の割合をパーセント(%)で示したもので、開口率が高いほど光の透過率がより高くなります。
厚みとは
紗厚やメッシュ厚と呼ばれる、メッシュの厚みのことです。メッシュはタテ線とヨコ線が織られたものですが、金属線のメッシュでは線が硬いため、通常線径の2倍程度になります。
メッシュの基本構造
メッシュの基本構造は、タテ線とヨコ線を規則的に交差させて織られた網目から成り立っています。中でも、金属メッシュは強度が高く、耐食性、耐溶剤性、耐熱性に優れており、幅広い分野で使用されています。アサダメッシュでは特に極細線材を超高精細金属メッシュに織り上げる技術に長けています。